キム・マクミランの祈り
もっと自分を愛してごらん
もっと自分を愛してごらん
すると自分のいいところが見えてくる。
もっと自分を愛してごらん
すると人生という贈り物を
真摯(しんし)に 感謝をこめて
受け取れるようになる。
自分をしずかに愛してみたら
わかるようになってきた。
べつにわたしは 特別な人間ではない
でも
この世にただひとりしかいない人間だ と。
もっと自分を愛してごらん
すると わかってくる。
人生を追いかける必要はないのだ と。
しずかに あわてずにいれば
人生のほうから やってきてくれる と。
自分をちゃんと愛してごらん
すると心はほんとうにやさしくなり
よろこびも かなしみも
どちらだって
歓迎することができるようになる。
もっと自分を愛してごらん
すると 過去に選択したことで
自分を責めはしなくなる。
やがて 気持ちは楽になり
その選択にも 責任が持てるようになってくる。
自分を深く愛してみたら
心に宿る知恵に 耳をすませるようになり
誰より自分がわかってきた。
神様はこうして
わたしに語りかけているのだと思う。
直観という形をかりて。
自分をありのままに愛してみたら
ふりかえることが できるようになった。
自分が混乱していたときのことを
闘っていたときのことを
かなしみに打ちのめされていたときのことを。
そして こう思うようになったのだ。
---それらもまた わたし自身の姿であり
愛するに値するものだ。
自分をありのままに愛するようになってから
わたしは
自分が抱えてきた恐れに
おびえることは
やめた。
もっと自分を愛してごらん
すると 自由の味が
さらに豊かにわかるようになる。
キム・マクミラン : 著 : 「もっと自分を愛してごらん」 : 文藝春秋
現代は、本当にひどい時代だ。正義が無くなった。モラルなんてどこにもありはしない。生活苦はますますひどくなるばかりだ。権力のある者は、自分たちの利益を守るのに必死で、われわれ庶民のことなんて爪の先ほども考えていない。でも、そこでやけになったり、人生に失望するのは待ってほしい。このマクミランの祈りは、このようなすさんだ世の中でこそ、もっと自分を愛することが必要であるを訴えているのである。
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