|
|
|
|
フジ子・ヘミングの祈り 灰は鳥のさえずる森に 死は誰にも突然おそうかも。誰も自分の最後はどんな風か考えるだろう。ビルの上から飛び降り自殺をするツムジマガリをのぞけば誰もが死をおそれている。私もおそれているから道ばたで坐り込んでいる乞食や行き場のない動物たちや飢えている人種たちにせっせと助けをあたえて、へんな死に方をしない様、神に祈りつづけている。聖書にはいたるところに”おそるるなかれ”としるしてある。神のおきて”殺すなかれ”と”汝のとなりを愛せよ”を日常まもっていれば神はまもって下さると信じている。 フジ子・ヘミング : 著 : 「灰は鳥のさえずる森に」 : 文芸春秋2005年1月号 : 文芸春秋社 |