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マリー・ノエルの祈り
もしも私が、 自分の自我という最も高い山に 登っていくのなら、 もしも、私が、 大地も、大気も、目も、耳も、 足も、手も、生活も、 何もかもかなぐり捨てて、 自分の魂の最も高い頂きに 留まろうとするのなら、 その時、私は神に近づいていることになるのだろうか。 天に触れるためには、 どんな木によじ登ればよいのだろうか、 神にお目にかかろうとして登っても、 人間は失敗に終わる。 神は下ってこられる。 正しい人のところより、罪ある人のところへと 神は低く低く下ってこられるのだ。
イェルク・ツィンク : 著 :(宍戸 達 : 訳) : 「いばらに薔薇が咲き満ちる」 : 新教出版社 |