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「神経ブロック療法」って? (質問) −神経ブロック療法を専門としている診療科は。 麻酔科のペインクリニックです。痛みというものは他人にはよくわかってもらえないものです。けがの治療後や手術後に残った痛みなども我慢しがちですが、それは体にも生活面にも悪い影響を与えます。体のあらゆる痛みそのものを取り除く医療を専門に行っているのが、ペインクリニックなのです。 -ペインクリニックで治療する痛みには、どのようなものがありますか。 頭痛、腰痛、三叉(さんさ)神経痛、肩凝り、神経痛、顔面神経まひ、ひじやひざの痛み、手術後の傷の痛み、骨折後の痛み、坐骨神経痛、帯状疱疹(たいじょうほうしん)、手の痛みやしびれなどです。内科的な痛みについては専門医を紹介しますが、治療に抵抗する痛みについては原因を調べた上でそれぞれの専門医に紹介して根本的な治療を行っていただきます。 -具体的にどんな方法で痛みをとるのですか。 治療の中心となるのが神経ブロックです。麻酔科では手術の際、全身麻酔とともに神経ブロックを用いた麻酔が行われてきましたが、神経ブロックが痛みの治療に応用できることが分かってきたのです。 -神経ブロックの方法はたくさんあるのですか。 五十種類ほどあります。腰や下肢の痛みには腰部硬膜外ブロック、後頭神経痛には後頭神経ブロック、四十肩や五十肩には、肩関節内に直接注射したり肩甲上神経ブロックを行います。また、慢性の頭痛や頚(けい)背部上肢痛の場合は星状神経節ブロックを用います。星状神経節は、体の胸から上を支配する交感神経の基地で、のどの辺りにあります。星状神経節ブロックは、頭痛や首、肩、腕などに起こる痛み、帯状疱疹の痛みの治療などにも用いられ、応用範囲の広い治療法です。 -注射による治療ですから、ためらう人もいるのではないですか。 そうですね。星状神経節ブロックのように、首に注射をするとなると、敬遠する方もいます。そういう人には東洋医学治療や薬物療法をします。漢方で劇的に治るケースもあります。 担当=仙台医師会・仙台いたみのクリニック:江場克夫医師 河北新報:平成13年5月9日:朝刊:診察室(一部著者改編) |