
追い越し車両のあることを知らせる合図。振動表示は追い越し車両が近づいていることを示す。

低速走行車両があることを知らせる合図。自分のポストから次のポストの区間にいる場合は振動表示。その先のポスト区間にいる場合は静止表示。

危険を知らせる合図。ポスト区域内で発生した場合は、振動表示。危険度の高い場合は2本使用される。表示区間内は一切の追い越しが禁止される。

コースがオイル、砂、急な雨などにより、滑りやすくなったことを知らせる合図。滑りやすい場所を見極め、安全に通過しなければならない。

ルール違反、危険と見なされる車両に、白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。表示された番号の車両は、次の周回にピットに戻って停止しまければならない。

危険と見なされる走行をするなど、スポーツマンシップに反する走行をした者への警告旗。白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。

車両にメカニカルトラブル発生を知らせる合図。白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。ピットで修理後に再スタートできる。

コースの安全または走行の開始を知らせる合図。黄旗区間が終了した次のポストでも表示され、その場合は加速や追い越しが可能となる。

レースの中断、危険あり最徐行または停止の合図。競技長の指示により振動表示され、レースの中断を知らせる。ドライバーは直ちに競技をやめ、その場で停止するか、定められた場所に最徐行で戻らなければいけない。2周終了前に表示された場合はレースはやり直し、3周から75%未満ではレースは2レースに分けて行われ、75%以上ではレース成立となる。

競技終了を示す旗。自動車レースを象徴する旗として広く知られる。
コンマ数秒を削り取るための最速への先端技術の数々

ここに風を当ててダウンフォース(空気の圧力差を利用して発生する力)を発生させ、マシン後部を押さえつける働きを助ける。ダウンフォースが大きいほどマシンが安定するが、全幅が100cm以内に制限されているので、枚数を多くして対処する。
自然吸気(ターボやスーパーチャージャー等がついていない)エンジンで、排気量は3000ccまで。最大12気筒までが許されているが、現在はV型10気筒が主流。1万6000回転以上まで回り、750〜800馬力超を出しているものもあると推定される。
強度と剛性に優れ、軽いカーボンファイバーで構成。ドライバーの安全のため、コクピット開口部、ヘッドレスト、燃料タンク位置、ロールバーのサイズ等が細かく規定される。クラッシュテストがあり、不通過の場合はレースに使用できない。
迫力ある映像を捉える車戴カメラ。これがマシン最上部に飛び出す形で置かれるため、設置されたマシンは空力的、重量的に不利。そこでカメラが搭載されない残りの全マシンには、形、重量ともにまったく同じダミーが設置される。
シートは各ドライバーの身体から直接型が取られ、これをもとにカーボンファイバーで成型されている。シートベルトは6点式で腰と両肩、両ももを固定。事故の際、ドライバーを着座したままロープで吊り上げて救出できるよう取り外すことができる。
マシン各部に付けられたセンサーからの情報を、ピットにあるコンピュータに送るためのアンテナ。これにより、場合によっては走行中のドライバーよりも先に、ピットでマシンの調子を細かく知ることができる。
98年シーズンにフェラーリが初採用した、インダクションボックス側面に取り付けられたこの“耳”は、他チームでも使われるようになった。ここを流れる空気を整流して渦の発生を防ぎ、リアウイングに乱れていない空気を流すのが目的。
全面に計器ディスプレイ、各種スイッチ・ボタンなどが並び、数多くの機能が集約されたコントロールユニットとなっている。また、裏側にはシフトチェンジ用とクラッチ操作用のレバー2本が左右両側に延びている。
I−FRONT NOSE&WING(フロントノーズ&ウイング)
ノーズはモノコック同様、カーボンコンポジットで造られている。また、この部分はクラッシュ時に衝撃吸収体となってドライバーを守る。カーボンファイバー製のウイングはその角度を変えられ、ダウンフォースを増減させる。リアウイングも同じ。
マシン下を流れてきた空気を効率よく外に排出し、マシン底面でのダウンフォース発生を助けるもの。リアホイールの後ろのマシン下部を跳ね上げてあり、アンダーウイングとも呼ばれる。マシン後部の挙動を安定させるのに重要なパーツ。
多くのチームは発進時のみクラッチを使用する、6速セミオートマチックのギアボックスを採用。フェラーリなどは7速。マシン最後部に位置し、後方からの衝撃を和らげてドライバーを守る衝撃吸収構造が設けられている。
ラジエターなどを収めている、コクピット両側からマシン後部まで横に張り出した部分がサイドポンツーン。その後端で跳ね上げられているのがウイングレット。空力パーツであると同時に、ラジエターの熱を効率よく排出する機能も兼ねている。
ターニングベインとも呼ばれ、コクピット側面やフロントサスペンション周辺に設置される板。大きさや取り付け位置が規制されている。フロントタイヤなどで乱れた空気を整流し、マシン後方のウイングレットやリアウイングなどの働きを高める。
マシン底面に取り付けられた、厚さ10mm、幅30cmの木製の板(スキッドブロック)。安全性を高めるためFIAがマシンの速度低下を目的に、意図的に底面に段差を作ってスピード向上に必要なダウンフォースの発生を抑えるのが狙い。
前後4本の各タイアの内側に付けられる黒い円盤状のブレーキディスクはカーボン製で、直径278mm、厚さは28mmまで。それを左右から挟み込んで制動させるブレーキキャリバーは、アルミニウム製。前後ブレーキのバランス調整機能も盛り込まれる。